すれ違い注意報!!
「なぁ…俺と美羽は両思いなんだよな?」
両思い、あらためて聞くその言葉に私は顔のにやけをかくせない。
「…なに笑ってんだよ」
「いや…あの、なんでもない」
すると、ゆうちゃんの手が私の顔を掴み近づいてくる。
私とゆうちゃんの顔は五センチくらいの開きしかない。
「美羽ちゃんはうれしいんだ~俺と両思いになれて」
「ンなっ!そ、そんなんじゃないし」
「俺はうれしいよ」
…真っ直ぐ目をみて微笑みながら私にいる。
心臓はもう爆発しそうで、顔は尋常じゃないくらい火照ってる。