すれ違い注意報!!


「ちょっゆうちゃ、「もういいや」


私の言葉はゆうちゃんの言葉によってさえぎられてしまった。


もういいってなにがっ!?

「ゆうちゃん、どうしたの??変だよ。」いつものゆうちゃんではない。今のゆうちゃんにいつもの優しい笑顔のゆうちゃんはいなくて、私の知らない顔をしたゆうちゃんがいた。


「ねぇ、ゆうちゃんどいてよ、んん…」


…とってもゆうちゃんの顔が近い。唇に感じる違和感。呆然としている私。違和感が無くなる。ゆうちゃんの顔も離れていく。


「目、閉じろよ。」耳元で聞こえる甘い響き。そしてまた近くなる顔。唇に…違和感。


もしかして…私、キスしてる??そう自覚して、急に恥ずかしくなって、

「…ん!やッ…」
ゆうちゃんの胸を強く叩いてみてもびくともしない。
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