原色ヤンキーにメガネ
そのキラキラで白く光る爽やかな視界に真っ赤が登場。
(あ、やっと出てきた)
真っ赤に朦朧としていた意識が引き戻される。
『ウォータースライダー、滑りてぇなぁ』と呟いた玉置に『ビーちゃんみてるから、行ってきなよ』と良子が答えたのが十五分程前の出来事だ。
玉置はバンザイしたままクルリとカーブを回り……
「ヒャッホー!ビィィィーちゃぁぁ──」
ザッパァァーン!!と派手な水しぶきを上げて、プールに沈んだ。
(……気持ち良さそう。いいなぁ)
玉置はあの白く光る世界で豪快に笑っている。
良子にとってはちょっと馴染めなくて少しだけ眩しすぎる世界で。
(しかし玉置君……どこまでガキなんだよ。バンザイなうえに、あのでかい声)
「…………ふッ」
苦笑いの良子の隣でビーちゃんが、『じょーずぅ!』と両手をパチパチ鳴らした。
(あ、やっと出てきた)
真っ赤に朦朧としていた意識が引き戻される。
『ウォータースライダー、滑りてぇなぁ』と呟いた玉置に『ビーちゃんみてるから、行ってきなよ』と良子が答えたのが十五分程前の出来事だ。
玉置はバンザイしたままクルリとカーブを回り……
「ヒャッホー!ビィィィーちゃぁぁ──」
ザッパァァーン!!と派手な水しぶきを上げて、プールに沈んだ。
(……気持ち良さそう。いいなぁ)
玉置はあの白く光る世界で豪快に笑っている。
良子にとってはちょっと馴染めなくて少しだけ眩しすぎる世界で。
(しかし玉置君……どこまでガキなんだよ。バンザイなうえに、あのでかい声)
「…………ふッ」
苦笑いの良子の隣でビーちゃんが、『じょーずぅ!』と両手をパチパチ鳴らした。