原色ヤンキーにメガネ
(そっちだったのか……)
それは思いつかなかった。
だからさっき玉置君何か言いたげだったのだ。
今思えばさっきの態度は、失礼の塊だったんじゃ?
失言以前の問題だったんじゃ?
ヒュウーッと良子の心に凍てつく風が吹き抜けた。
(……あ、あとで謝ろう。バカにしてごめんって。バカだと決め付けてごめんって──)
ジッと一点を見つめる良子を見て、テレさんの豪快な笑い声が店内に響く。
「バカナノモ、ホントダヨー!!アイツ、バカヨ~。キニスンナヨ~。セーセキモ、ソッチモ、アブナイ、アブナイ。ヨロシクタノムヨ」
バシバシと肩を叩かれて、良子は
「はぁ……」
と気の抜けた返事をした。
どうも玉置家の家族は緊張感に欠ける気がする。
それは思いつかなかった。
だからさっき玉置君何か言いたげだったのだ。
今思えばさっきの態度は、失礼の塊だったんじゃ?
失言以前の問題だったんじゃ?
ヒュウーッと良子の心に凍てつく風が吹き抜けた。
(……あ、あとで謝ろう。バカにしてごめんって。バカだと決め付けてごめんって──)
ジッと一点を見つめる良子を見て、テレさんの豪快な笑い声が店内に響く。
「バカナノモ、ホントダヨー!!アイツ、バカヨ~。キニスンナヨ~。セーセキモ、ソッチモ、アブナイ、アブナイ。ヨロシクタノムヨ」
バシバシと肩を叩かれて、良子は
「はぁ……」
と気の抜けた返事をした。
どうも玉置家の家族は緊張感に欠ける気がする。