原色ヤンキーにメガネ
(あ、そうだ!)
良子は暇潰しに玉置に先刻発見した小さな疑問をぶつけることにした。
「ね、玉置君、なんでプールの時パンチ当たんなかったの?シンネもナルセも別によけてなかったよね?」
「あ?あれか……。メガネだよ、メガネ」
「だてメガネ?」
「……あれさ、テレさんのメガネだったみたいでよ。度が入ってやがった。しかも遠近両用。俺、間違えてかけて行ったみたいでよぉ……。レンズに傷入っちゃってよぉ……。テレさんカンカン」
「……あ、あぁ、そう。そうなんだぁ」
良子は暇潰しに玉置に先刻発見した小さな疑問をぶつけることにした。
「ね、玉置君、なんでプールの時パンチ当たんなかったの?シンネもナルセも別によけてなかったよね?」
「あ?あれか……。メガネだよ、メガネ」
「だてメガネ?」
「……あれさ、テレさんのメガネだったみたいでよ。度が入ってやがった。しかも遠近両用。俺、間違えてかけて行ったみたいでよぉ……。レンズに傷入っちゃってよぉ……。テレさんカンカン」
「……あ、あぁ、そう。そうなんだぁ」