原色ヤンキーにメガネ
「玉置君、ちゃんと勉強してる?」
ヤンキー座りの背中に話しかける。
「ああ」
「……分かんないトコある?」
「ああ。そりゃあるな……」
「塾の後でよければ……時間あるよ、私」
「え!?いいのか?いいのか?でも、元々暇な時だけって約束だし」
最初は良子からすれば『脅迫』に近かった『約束』。
(今度のは本当の約束だ)
良子は『うん』と自分の意志で首を縦に振った。
それを驚いた玉置がヤンキー座りで見上げる。
「あ……ありがとな……」
「うん」
その後、ズビッという音が玉置の後ろ姿から聞こえてきたけど良子は聞こえなかった事にした。
そしてそのズビッが聞こえなくなった頃、一人の男の子に向かってビーちゃんが泣きながら『こんけつはわるくないもん!おにいちゃんだって、あたままっかだけど、いいこだも~ん!』と園庭で叫んだ。
ヤンキー座りの背中に話しかける。
「ああ」
「……分かんないトコある?」
「ああ。そりゃあるな……」
「塾の後でよければ……時間あるよ、私」
「え!?いいのか?いいのか?でも、元々暇な時だけって約束だし」
最初は良子からすれば『脅迫』に近かった『約束』。
(今度のは本当の約束だ)
良子は『うん』と自分の意志で首を縦に振った。
それを驚いた玉置がヤンキー座りで見上げる。
「あ……ありがとな……」
「うん」
その後、ズビッという音が玉置の後ろ姿から聞こえてきたけど良子は聞こえなかった事にした。
そしてそのズビッが聞こえなくなった頃、一人の男の子に向かってビーちゃんが泣きながら『こんけつはわるくないもん!おにいちゃんだって、あたままっかだけど、いいこだも~ん!』と園庭で叫んだ。