原色ヤンキーにメガネ
中等部に入学した頃
学園生活に夢いっぱいだった頃、友達付き合いの下手な良子にも二人友達と呼べる子がいた。
『現国のテスト勉強した?』そう聞かれて『あ、まだしてない』そう事実を答えた良子。
そしてその数日後のテストで良子は学年で三位だった。
先生は『相澤は偉い。ちゃんと勉強してるんだな』と言い、良子は何となく頷いてしまった。
成績が発表されたその次の日『あたし達あっちでお弁当食べるから……。またなんかあったら一緒に食べようね』と前日までの友達は言った。
『なんかあったら』は二度と来なくて、それを発端に良子には『隠れガリベリ子』という変なあだ名がついた。
もうあだ名まで付いてしまえば『待ってました』とばかりに、かつての友達よりも性質の悪い奴らが良子をバカにするようになる。
友達と恋バナして寄り道してジュース飲んで笑って……良子の夢見た学校生活は入学して二ヶ月で幕を降ろした。
学園生活に夢いっぱいだった頃、友達付き合いの下手な良子にも二人友達と呼べる子がいた。
『現国のテスト勉強した?』そう聞かれて『あ、まだしてない』そう事実を答えた良子。
そしてその数日後のテストで良子は学年で三位だった。
先生は『相澤は偉い。ちゃんと勉強してるんだな』と言い、良子は何となく頷いてしまった。
成績が発表されたその次の日『あたし達あっちでお弁当食べるから……。またなんかあったら一緒に食べようね』と前日までの友達は言った。
『なんかあったら』は二度と来なくて、それを発端に良子には『隠れガリベリ子』という変なあだ名がついた。
もうあだ名まで付いてしまえば『待ってました』とばかりに、かつての友達よりも性質の悪い奴らが良子をバカにするようになる。
友達と恋バナして寄り道してジュース飲んで笑って……良子の夢見た学校生活は入学して二ヶ月で幕を降ろした。