原色ヤンキーにメガネ
自転車のスタンドを良子を乗せたまま軽々と立てた玉置はカゴからビニール袋を取り出すと、保育園の中にスタスタと入って行く。
(え?なんで玉置君スタスタ行くわけ?待ってよぉ)
良子は慌てて自転車から降りると、二メートルの距離を保ちながら玉置を追った。
パンダの絵の描いてある教室の窓から三歳位の女の子が顔を出す。
「おにいちゃ~ん」
「お、おう。ビーちゃん、いい子してるか?」
(……お、兄ちゃん?ビー……ちゃん?)
良子の頭に疑問符がポンポンと生まれてははじけていく。
「うん!おにいちゃん、それ……」
(え?なんで玉置君スタスタ行くわけ?待ってよぉ)
良子は慌てて自転車から降りると、二メートルの距離を保ちながら玉置を追った。
パンダの絵の描いてある教室の窓から三歳位の女の子が顔を出す。
「おにいちゃ~ん」
「お、おう。ビーちゃん、いい子してるか?」
(……お、兄ちゃん?ビー……ちゃん?)
良子の頭に疑問符がポンポンと生まれてははじけていく。
「うん!おにいちゃん、それ……」