原色ヤンキーにメガネ
次の日、良子は何となく昨日のサイトを覗いて思わず奇声をあげてしまう。

「おッ!?おおおぅ!?……あッ、ななな?」

「……おい。日本人なら日本語喋れ」

玉置はそう言うとまた視線を問題集に戻す。

今朝の一句

『恐いけど だいぶ慣れたぞ ジャイアンに』

昨日の夜、勢いに任せて書いた携帯小説にコメントが来ていたのだ。

(これがびっくりしないでいられるかってんだ!)

深呼吸して心を静めてから、良子は改めて画面を凝視する。

《メガネ様、初めまして。このお話むちゃくちゃおもろいです。更新楽しみにしてます》
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