月と太陽の事件簿8/微熱混じりの推理
しかし達郎はヒラヒラと右手を振った。
「オレはレミの力になれれば、それだけでいい」
ふぇ?
「で、今日はなんの事件だ?」
そう言われ、あたしはここへと来たもうひとつの目的を思い出した。
うーん…しかし首にアイスノンを巻いた病人に、事件の相談など持ち掛けて良いものか?
「大丈夫なの達郎」
「なにが」
「まだ夏風邪は完治してないんでしょ」
「大丈夫だ」
達郎は頭を指した。
「微熱のおかげで脳細胞は活発化してる」
…普通逆だと思うんだけど…。
いや、この男に常識を当てはめてはいかんな。
「オレはレミの力になれれば、それだけでいい」
ふぇ?
「で、今日はなんの事件だ?」
そう言われ、あたしはここへと来たもうひとつの目的を思い出した。
うーん…しかし首にアイスノンを巻いた病人に、事件の相談など持ち掛けて良いものか?
「大丈夫なの達郎」
「なにが」
「まだ夏風邪は完治してないんでしょ」
「大丈夫だ」
達郎は頭を指した。
「微熱のおかげで脳細胞は活発化してる」
…普通逆だと思うんだけど…。
いや、この男に常識を当てはめてはいかんな。