君が笑顔になれますように

「学校に着いちゃったね…。」


校門の前で足を止めた。


ゆっくり歩いてきたけど、あっという間だったなあ…。



同じクラスなのに、なんだか少し寂しい…。


私ってば、クラスが同じなだけでも十分嬉しいことのはずなのに…。



欲張り過ぎだよね…。



「また一緒に登校しような。」



准の言葉は私の心をときめかせてくれる。


寂しいって思っていた気持ちは、どこかに飛んじゃったよ…。



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