君が笑顔になれますように
「こら!前島君に熱い視線送りすぎ!」



友達の真那が私の頭を丸めたノートでポンと叩く。



「痛っ……!何で叩くのよ。」



頭をさすりながら、真那を見上げた。



…とはいうものの、実はいつものこと。



私がぼんやりと准を見ていると、真那が背中を突いてみたり、今みたいにノートで軽く叩いてみたりして、私の邪魔をする。



もちろん悪気がないことは百も承知だけど……



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