君が笑顔になれますように

半年くらい前…


まだ私が高校1年だった頃…



雨が午後から急に降り出した日があって、あの日私は傘を持っていなかった。



真那は、あいにく学校を休んでいたし、雨が止むまで待っていようかと昇降口でしゃがみながら、どんよりとした空を見上げてたんだ…。



その時に、見上げていた視界に紺色の傘が入り込んで来て…



振り向いたら、准が立っていた。



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