君が笑顔になれますように
「うわぁ…すごい眺めだな…!!」



「でしょっ?」



そこから見える町の景色に私たちは見入っていた。



町がオレンジ色に少しずつ染まっていく。


優しくて、どこか懐かしさを感じる光を私たちは全身に浴びていた。



ふと准の顔を見ようと横を向くと……




えっ……



私は顔の筋肉が硬直したかのように動かなくなった。


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