君が笑顔になれますように
「大丈夫…?もしかして、私のせい?」



「違うよ。だから、桜は心配しないで。」



准の声が耳元で響く。



「何か悩んでることとかあったら……遠慮なく言ってね…?」



「…ありがとう。でも大丈夫だから…。」



ポンと頭に手をのせる准。


結局、今の悲しい表情をしていた理由は言ってくれないんだ……。



本当に大丈夫かな…?



こうして准の胸に顔をあてて、心の声が聞こえてきてくれたらいいのに…



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