君が笑顔になれますように
二人で校舎を出て、手を繋ごうとした時……







「准……?」



突然、後ろから聞こえてきた女性の声に、私たちは足を止めた。



舞実さんの声じゃない…。

女子生徒かな…。


准は人気あるし、まさか告白とか…!?



私と准が振り向くと、私服を着ている女の子がビックリした様子で立っていた。


制服着てないし……他の学校の生徒…?


すごく美人…。
後ろで一つに結っている髪が風にサラッとなびく。


スラッと足も細くて綺麗…。


全然見たことのない人だなあ…。



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