君が笑顔になれますように
支度を済ませた私は、准と可奈さんの話が終わるのを席に座りながら待った。



こういう時間って、不思議と長く感じる…。


私は、教室の時計と睨めっこしていた。


チラッと二人を見ると、まだ話をしている。



可奈さん…楽しそう。


長年会ってなかったみたいだもんね…。



それにしても、本当に綺麗な人。


教室の中の男子が可奈さんに視線を集中させている。


准は可奈さんのこと、どう思ってたんだろう…?


もしかして、好き…だったのかな…?



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