君が笑顔になれますように
でも、そのまま言葉を呑み込んだ。


聞いたら後悔する気がして、聞けなかったんだ…。




歩く靴の音しか二人の間に音がない帰り道。



准は表情のないまま、少し俯きながら歩く。



こんなに会話がなかった帰り道って、今まであったっけ…?


准が変…っていうわけじゃない。



私が変なんだよね…。



胸の中がモヤモヤとザワザワで落ち着かないよ…。




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