君が笑顔になれますように
お昼休み…。


私は、お弁当を持って教室を飛び出した。



教室だと、准もいる…。



今日は天気が、どんよりしてるし…屋上は誰もいないよね…。



俯きながら階段を駆け上がり、屋上に来た私は、お弁当には手をつけずにフェンスにもたれかかって灰色の空を見上げた。



今の私の心と一緒…。



分厚い曇に覆われていて、明るい空が見えない…。


光が遮られたまま…。



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