君が笑顔になれますように
勝手に想像を頭の中で張り巡らせながら、カバンを持って、すぐに教室を出た。


モタモタしていたら、准…教室に帰って来そうだし…。


廊下を歩く足が自然と速くなる。



あっ…!



教室を出て、階段を降りようとした私の足は、何かの力で廊下にくっついてしまったかのようにピタリと止まってしまった。



下から階段をのぼってきたのが准だったから…。



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