君が笑顔になれますように
「もう大丈夫だからな…!」



准は目に涙をいっぱい溜めながら、私に声をかける。


私は小さく頷いた。


「准……ごめんね…」



せっかく二人で楽しいクリスマスイブのデートをするはずだったのに…



私のせいで台無しになっちゃった……。



准は、“桜のせいじゃない”って言って、ブンブンと首を横に振った。




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