君が笑顔になれますように
今……何時くらいなんだろう…?



夜……だとは思うけど…。


体中に走る痛みを堪えながら、私は准に笑いかけた。




「准……メリークリスマス。」



その瞬間、准の目からは大粒の涙が零れ落ちて、私のベッドの布団を濡らした。


「桜……っ……」



准は涙で言葉を詰まらせる。



そういえば……准に渡そうと思ってたマフラー……



どうなっちゃったのかな…?



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