君が笑顔になれますように
「俺からのプレゼントも受け取ってくれる…?」



准は、私の左手を持つと、薬指にそっと指輪をはめてくれた。



シンプルなシルバーリング…。



病院の蛍光灯の明かりに反射してキラッと輝く。



「き…れい……」



「ずっと一緒に居ような…。」



准も私の前で自分の薬指にはめた指輪を見せてくれた。



准とのペアリングだぁ…!



嬉しいな…!



だけど悲しくなる…。



ずっと一緒に居たかったのにね……。



私は……もう……




< 247 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop