君が笑顔になれますように
「私…言ったっけ…?」



私は、繋いでくれている准の手を見つめる。



「言葉で聞いたわけじゃないけど、なんか桜の目がそう言ってる気がしたから。」



「私の目!?」



目は口ほどにモノを言うって本当だったんだ…!



私…確かに手を繋いでみたかった。



“准と手を繋げたら、いいな”って一緒に帰る度に思ってたんだよね。



でも、准…



そんなに私の目を見てくれていたっけ…?



< 26 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop