君が笑顔になれますように
私は、口をあんぐり開けて、お姉さんを見つめる。



「ごめん。つい可愛いから見入っちゃった!えっと…桜ちゃんだっけ?私は准の姉の舞実(マミ)。よろしくね!」



舞実さんは、ニコニコしながら私に手を差し出す。



「はい…、よろしくお願いします…。」



准と繋いでいる方の手とは反対側の手を差し出すと、舞実さんは私の手を握って、ブンブンと上下に振りながら握手をした。



准にお姉さんがいたんだ…。



しかも、こんなに美人のお姉さん…。



二人でいたら姉弟っていうよりも、恋人同士に間違えられそう…。



< 39 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop