君が笑顔になれますように
「そうだっ!良かったら、桜ちゃんも一緒にお茶しに行かない?」



「えっ…お茶ですか?」



「うん!桜ちゃんと、もっと話をしてみたいし。ここで会えたのも何かの縁かもしれないから!ねっ!」



握手をした手を握ったままで、誘う舞実さん。



「でも…私なんかが急にいいんですか…?」



「いいに決まってるでしょ!准、良いよね?」



舞実さんの問い掛けに、私は准の表情をそっと伺う。


「…桜が迷惑じゃなければ俺はいいよ。」



少し心配そうな声を出しながら、准は私を見る。



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