君が笑顔になれますように
「俺たちだけだな…。」



あとから、やってきた准は誰もいない屋上に少しびっくりしているみたい。



私も…。



少しくらいは生徒がいるかなあ…なんて思ってたけど、見事にいないよ…。



急にドキドキし始めてきちゃった…!!



お弁当箱を持つ手が少し震える。



准と本当に二人だけで、お昼だよ……!



ドキドキで何も考えられない私は、屋上の扉のすぐ近くで、フニャッと座ってしまった。



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