君が笑顔になれますように

「……ら…」



え…?



「桜!?」



名前を呼ばれて、パチッと目を開けると、准の顔が大きく視界に入り込んできた。



「きゃあっ!!じゅっ…准っ!!」



ビックリして、ベンチごと後ろに、ひっくり返りそうになってしまう私。



心臓も飛び起きたかのようにバクバクと大きな音をたてて、鼓動を刻む。



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