君が笑顔になれますように
「今度は加減しろよ?」


「うん…。」



朝から准に心配かけちゃった…。


何やってるんだろう…私。


「…そろそろ行こっか。ゆっくり歩いて行けば、ちょうどいいよね。」



公園の時計を見ながら、私はベンチから立ち上がった。



「そうだな。ゆっくり行くか。」



准も立ち上がると、私に手を差し出す。



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