君が笑顔になれますように
そんなさり気なく差し出された准の手を、私はギュッと握って歩き始めた。



なんだか朝からデートしてるみたい。



まだ准とデートしたことはないから、ちょっぴりデート気分になっちゃう…。



こんなに気持ちが晴れ渡ってる朝の登校は初めてだなぁ…。



これで、私が寝たりしなければ、なおさら良かったのに……。



はぁ……




そこは後悔だ……。



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