君が笑顔になれますように
「桜、どのくらい前に公園に来てた?」


「どうして?」



「だいぶ待たせちゃったかな…と思ってさ。」



「待ち合わせの20分くらい前に来ちゃった。准に早く会いたいって思ったら、そうなっちゃったの。私が勝手に早く来ただけだし、待つのは好きだから気にしないでね!」



私は笑顔で准に言葉をかけた。



「俺、時間ちょうどに来ちゃったもんな…。もっと早めに出てくれば、桜と居る時間も増えたのに。」



准の言葉に胸のドキドキが止まらない。



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