君が笑顔になれますように
握った手から私のドキドキが伝わったりしてない…よね?



大丈夫だよね…?



公園の緑色に茂る木々の下を、ゆっくりとくぐり抜けていく。



「准、もし良かったら、今日のお昼……」



「お弁当…作ってくれたの?」



准が直ぐに反応をしてくれた。



「うん。卵焼きも試食してきたから、多分、リベンジ出来てると思う。」



この前は、驚異的な甘さだったもんなあ…。



私なんか、むせちゃったし……。



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