君が笑顔になれますように
公園を出て、高校へと続く坂道を歩いて行く。



この坂道…いつもなら、ちょっとキツい登り坂なのに…。



不思議…。



今日は登るキツさを感じない…。



准が一緒だから?



隣で手を握りながら、歩いてくれてるから、元気をもらえてるのかなあ…。



「この坂道、結構キツいよな。毎朝思うけどさ。」



准もそう思ってたんだ…。


まあ……准に限らず、みんな思ってるんだろうけど…。



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