Endless。。。
右の方には新太郎君の家族が座っていて、お母さんが泣いているのをお父さんが支えていた。

その隣には私より少し年長の男の子が座っていた。新太郎君のお兄さんだったと思う。
ずっと、少し離れた前のほうをみおろしていた。

林先輩はそのときの男の子に似ているのだ。


「・・・」

当たっているとしたらなんだか怖くて言い出せなかった。
すると向こうから言ってきた。

「栗原新太郎って覚えとる?よく遊んでくれてたよな?」

やっぱりそうなのかもしれない。
「・・・もしかして、新太郎君の・・??」
恐る恐るきいてみた。
< 61 / 106 >

この作品をシェア

pagetop