きみとベッドで【完結】

◇静寂‥‥side SIKI

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限界が近いことを知った。



あたしは自分で思っていた以上に


あなたのことを好きになっていたみたい。





1週間前の七夕の夜を境に、あたしと先生の関係は変わった。


本当にわずかな変化。



先生はあたしをこれまで以上に甘やかすようになり、


あたしは先生に向けるべきじゃない感情を、


隠すことができなくなっていた。



先生にも



あたし自身にも。




「こんなはずじゃ、なかったのに……」



狭いレンタルロッカー。


服を脱いで下着姿になったところで、鞄の中のケータイが震えた。


ディスプレイに浮かぶ文字に、あたしは一切の感情を捨てる。



指先から、体温が消えていく。



「……もしもし」


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