きみとベッドで【完結】


髪をするりとすかれて、あたしは幹生の肩に頭を乗せた。



幹生の持つ空気、温度、香り……



そのすべてが、あたしのすべてを包む。



「ねぇ、幹生」


「なに?」




「あんたは、あたしの味方だよね」




甘えたような声になった。


幹生はくすりと小さく笑って、あたしの頭にキスをする。



「おまえがなにをやろうとしてたって、そばにいてあげる」


「ぜったい?」


「ああ。絶対」




それをおまえが望むならね。



どこかうれしそうに言った幹生に、


あたしは言葉にできない想いをこめて




キスをした。














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