きみとベッドで【完結】
◆静寂‥‥side ANDO
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大掃除が終わって、終業式が終わって。
職員室の窓からは、帰宅していく生徒たちの波が見える。
こらからしばらく、学校も静かになるな。
俺もはやく家に帰れるようになる。
シキといられる時間が増える。
それだけで心が躍るくらい、俺はやられていた。
最近シキとの距離が縮まった気がしている。
なついた……のかもしれない。
どこかつかみどころのなかったシキ。
甘えるようにすり寄ってきたかと思えば、
知らない人間を見るような冷めた目を向け、
俺を振りまわしてきたシキ。
それが必要以上に俺を煽ってくることがなくなり、
ベッドの上でもそれ以外でもただ
おとなしくぴたりと寄り添ってくるようになった。
切なげに、俺を見つめてくるようになった。
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大掃除が終わって、終業式が終わって。
職員室の窓からは、帰宅していく生徒たちの波が見える。
こらからしばらく、学校も静かになるな。
俺もはやく家に帰れるようになる。
シキといられる時間が増える。
それだけで心が躍るくらい、俺はやられていた。
最近シキとの距離が縮まった気がしている。
なついた……のかもしれない。
どこかつかみどころのなかったシキ。
甘えるようにすり寄ってきたかと思えば、
知らない人間を見るような冷めた目を向け、
俺を振りまわしてきたシキ。
それが必要以上に俺を煽ってくることがなくなり、
ベッドの上でもそれ以外でもただ
おとなしくぴたりと寄り添ってくるようになった。
切なげに、俺を見つめてくるようになった。