きみとベッドで【完結】
「夏休みの予定なんですけど」
「え? 活動するのか? てっきりおまえらは休むんだと思ってたけどな」
「どれだけあたしたち、やる気ないんですか」
苦笑しながら、浅倉がプリントを出す。
スケジュール表だ。
こういうものは、普通顧問が作るんだろうけど、
俺はいままで1度も作ったことがない。
「そんなには活動するつもりはないですけど、さすがに休み中ずっと活動しなわけにはいきませんから」
「まあ、そりゃな」
「先生の予定は?」
「あー、別にいまのとこないけど……」
シキと旅行を考えていたが、どうも彼女にその気はないらしいから。
どうしようかと迷っていて、不意に思いつく。