きみとベッドで【完結】
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P.S. できればあなたと
冬を過ごしてみたかったよ
あれはいったい、どういう意味だったのだろう。
春のやわらかな朝日を浴びながら考える。
俺はずっと考え続けている。
去年の7月の終わり。
シキが姿を消した。
あれから夏が過ぎ、
秋がきて
冬を越え
春を迎えた。
もしかしたらそのうち、ひょっこり帰ってくるかもしれない。
腹でも空かせて、またエサをねだって甘えるように、すり寄ってくるかもしれない。
そんな期待をはじめのうちは抱いていたけれど、
無駄な期待だとすぐに捨てた。
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P.S. できればあなたと
冬を過ごしてみたかったよ
あれはいったい、どういう意味だったのだろう。
春のやわらかな朝日を浴びながら考える。
俺はずっと考え続けている。
去年の7月の終わり。
シキが姿を消した。
あれから夏が過ぎ、
秋がきて
冬を越え
春を迎えた。
もしかしたらそのうち、ひょっこり帰ってくるかもしれない。
腹でも空かせて、またエサをねだって甘えるように、すり寄ってくるかもしれない。
そんな期待をはじめのうちは抱いていたけれど、
無駄な期待だとすぐに捨てた。