怖がり少女と吸血鬼


…いた。





やっぱりソファーで、二人寄り添って眠ってる。

なんだか微笑ましいその光景に、あたしは思わず目を細めた。


毛布、かけてあげよう。


あたしはお母さんの寝室から、使ってない毛布を持ってきて、
黒沢くんたちにかけてあげた。



なんか、お母さんみたいだな。

なんて思いながら。
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