怖がり少女と吸血鬼



黒沢くんは窓に足をかけ、躊躇いなく病室から飛び降りた。


嘘…!
ちょっと待ってよ!!

まだ死にたくない!!


「~~~~~!!!??」


あたしは声にならない悲鳴をあげた。



でも、落ちる感覚はない。


不思議に思いそーっと下を見てみると…







「飛んでる…」




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