怖がり少女と吸血鬼


…あれ?

ていうか、こんな街中の上空を
普通に飛んでていいの?

バレないのかな…


気になるけど、黒沢くんが怖くて聞けません。

エイルさんもしょんぼりしてるし。







―バサッ!


なんてもんもんと考え混んでるうちに、家に着いてしまった。


「あー重かった!
餌!テメェ重すぎなんだよ!」

地面に着地するや否や、黒沢くんはあたしをポイッと地面に降ろした(投げた)。



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