怖がり少女と吸血鬼
自分を正当化させ、キッと黒沢くんを睨んだ。


数十分前は、めちゃくちゃ怖かったはずの黒沢くん。

今は、その面影は全く無く、

ソファーですやすや。


こうしてれば、普通にカッコいいのにな…



絶対、外見と中身あってないよね。

ギャップ萌えとかいう域を軽く通り越してるし…


もう、詐欺師の領域だよ。




あたしは、小さくため息をついた。
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