怖がり少女と吸血鬼




数十秒後。


背後に怒りのオーラを漂わせる黒沢くん。

それに向かい合って、土下座するあたしがいた。


「ご…、ごめんなさい…」


「……………」


あたしは頭を下げたまま。

怖くて黒沢くんを見ることが出来ない。


どうしよう、どうしよう。

こ…怖い…


あたしは冷や汗ダラダラ。
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