〜Love*letter〜あなたに捧げる 【完】
“たとえば俺とお前に別れが訪れたとしても、お前のことを嫌いになんてなったりしない”
そんな風に
言っていたあなたに
未練がましいあたしは
“だったら大嫌いって言ってよ”
そう責めたよね
突き放したいんでしょ?
冷めたんでしょ?
あなたの本当の気持ちを知ってながらも
あたしはあなたを責めた
なのに
最後まであなたは
悲しい目を
しているだけだった
最後くらい
嘘をついてくれていたら
嘘でもいいから
大嫌い
そう言ってくれていたら
今でもこんなにも
あなたを想い
苦しみ続けること
なかったかもしれないのに