大好き。
「あのっ…今朝はありがとう!」
お昼のチャイムが、鳴ったとき―
一応、ね。こんな女の子が大勢いる中に
割り込んで入るしかないけど…
お礼だけだもん。
「なに、あの子ー」
「いや~!藍くぅん!!」
「きゃーッッ」
案の定、ざわめく女の子達。
あぁ~やだ、やだ!早く、美羽のとこに行きたい…
「えっと、椿姫ちゃん?」
「へ!?あ…はぁ」
ちょっ…いきなり、名前!?(汗)
「いいよ♪よろしくね!」
極上の笑顔は、ホントに素敵♪
不意にも、ドキッとしちゃう。
――――――なんて、口が裂けても言えない!!
「でも、カッコイイよね★」
お弁当を食べてたら美羽が、あたしに
微笑みかけてきた。
「だよね、それ納得!」
ストレートで、前髪は上手くサイドで分けてある。
背も高くて、男前な感じ。
「あれじゃ、モテて仕方ないね~」