大好き。


背後からの大きな声で、振り返る。





「あ!!」






朝のイケメン中学生♪





「これ、違う?」





その子が、差し出したのは
あたしの苺のシャーペンだった。






「それっ…ありがとう!どこにあったの?」

「いや、ぶつかった時に落ちたみたい。
お姉ちゃんのかなって思ってー…」






今日のあたし、運が良すぎ★


世界一のラッキーガールなのかも!!






「ありがとねぇ♪」






お礼を言うと、遠くまでその子は
あたしとは別方向に手を振りながら駆けだした―






「よかった~!」







そっか…ぶつかったときかぁ。


あの子、めちゃくちゃいい子だ♪



性格もよければ、ルックスも◎。完璧な子!!





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