大好き。
theback
「ただいま~♪」
ご機嫌と言っていいような表情で
ドアを思いっきり、開けた。
――――すると
「おかえり、お姉ちゃん!!」
………
はい?この子、あのイケメン中学生!?
「あれ?間違えた?」
表札を確認するけど、どう見てもここは、あたしの家。
「ううん♪お姉ちゃん家、ここで合ってる」
ニコッと笑いながら言う。
「名前、まだだったね★ボク、真田陽(さなだよう)!」
「あたしは、相内椿姫…」
「高1?」
「う、うん!」
「へぇー♪ボクは、中3なんだッッ」
―――って、自己紹介じゃなくて!
なんで、ここにいるの!?∑