マリッジ×鬼ごっこ☆
私って、体育祭とかでリレーの

"アンカー"とかよく任されて、

その時は"余裕"な顔をしてい

でも、本番になるとすっごく上がっちゃうんだっけ。

今回もそう。

こういう時って、いつも凌河が落ち着かせてくれてたんだ。


凌河…か…。

私は大きなため息をついた。

そして、また凌河の顔を思い出していた。

わたしが、ため息をつくと"ため息の数だけ幸せが

にげてくぞ!そしたら、俺みたいに幸せになれないぞ!"

って言いながら、笑わしてくれてたな。

今何分!?

私には、こんなことしている暇がないんだった。

慌てて時計を見ると、5時55分だった。



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