マリッジ×鬼ごっこ☆
頭の上から声がした。

見上げると、頭の上に鳳さんがいた。

「え…!?」

そう思う間も無く消えた。

そして、目の前にいた。

私は、この状況を理解するのに時間が

かかった。

鳳さんがいたのは、3階建の一軒家だ。

…飛び降りたの?

まさかそんなはずはない。

だって、3階建の家だよ。

でもそれしか無いよね。

考えている時だった。

「お前の花嫁じゃねぇってこと分かったか?

ゆうちゃん。」

そう言って、鳳さんは楽しそうに笑った。

その言葉を聞いた白鳥さんは気まずそうに、

都合の悪そうな顔をした。

私は鳳さんの言ったある言葉に引っかかった。

「どうした?ゆうちゃん。」

また、鳳さんが言った。

"ゆうちゃん"…?

白鳥さんの名前は、白鳥 優也。

確かに、優也って名前だけど、

普通なら、ゆうくんじゃないの…?

しかも、鳳さんの方が白鳥さんより年下のはず

なのにどうして…?

しばらく、沈黙が続いた。



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